一説には日本人の3人に1人が痔の気があり、さらにその半数は病院に行かないそうです。自分も病院へ行ったことはありません。いいえ、一度行ったことがあります。緊急事態であわてて大腸肛門科にかかったことがあります。
内痔核の何が心配なのか
まず、「痔かもしれない」と意識するきっかけは、水を流すときに便器内に血の付いたトイレットペーパーを見つけたり、おしりを拭いたときにトイレットペーパーに血がついているのを見つけたときが多いと思います。内痔核は便通時に摩擦を受けやすく、これが出血の原因となります。血は鮮やかな赤色の鮮血だと思います。
次に「脱肛」と呼ばれる内痔核が肛門から突出し、肛門周囲に突起を形成するため、おしりを拭いたときにこの突起を違和感として感じたり、脱肛が起きた際や脱肛した状態が続くことによる不快感で不安に思うと思います。
肛門の内側での出血であれば、おしりを拭き切れば出血は治まると思います。やっかいなのは脱肛で、軽度であればおしりを拭いたときに、はずみで肛門の中に戻りますが、症状がすすむとしばらく肛門周囲の突起として留まります。ひどいと肛門から粘液も漏れてくるため下着が汚れることがあります。
内痔核の脱肛症状が進行する原因として考えられる主なもの
内痔核の脱肛症状が進行していく原因として考えられるのは、洋式トイレで座ったままの滞在時間が長いことです。これは自分自身の体験からもまったくその通りだと思います。自分自身は、「大」の時にトイレに新聞や雑誌、本を持ち込んで30分以上滞在していました。キレが悪いのか残尿感ならぬ残便感があり、短い時間ではスッキリしない感じだったので、ダラダラとトイレの中で過ごしていました。
勇気をだして医者にいこう
現在の自分自身は、「大」のトイレ滞在時間をなるべく短くしていますが、それでもトイレットペーパーを使用するときには肛門周囲に突起が出てきています。それを無理やり抑え込みやりすごしています。
軽度であれば、薬を併用して保存的療法をおこなうこともできるそうです。
最近では手術の場合の選択肢が増えてクオリティーも上がってきているそうですが、未だ再手術のリスクも残っているので、そのうち根治的手術が確立されるのではないかと勝手な期待をしつつ、だましだまし過ごしています。
症状が重くなればなるほど再手術のリスクも上がり、生活の質は下がるので軽度の人は本当に早めに医者へ行ったほうがいいと思います。