近視で人生を損していると思っている人の悩みをふっとばすデバイスがもうすぐできる?

メガネを掛けはじめたのが、小学校高学年になった頃でした。当時は、親の趣味で黒縁のメガネを掛けていました。近視はどんどん進み、メガネも変わっていきました。ですが、毎回太い縁のフレーム、いわゆる太縁フレームと呼ばれるメガネを掛けていました。

近視は人生の2割損をする(自論)

「近視の人の気持ちは近視の人にしかわからない」なんてことはいいませんが、近視でメガネを常にかけていると何かと不便です。

  • 寒い日にラーメン食べようとするとメガネが曇る。
  • 寒い日にマスクをして外へでるとメガネが曇る。
  • 寒い日にお店に入るとメガネが曇る。
  • 海やプールでメガネ無しだと周りが良く見えない。
  • 雨でレンズが濡れると前がよく見えなくなる。
  • 何らかのアクシデントでメガネが壊れると、正直何もできない。
  • メガネが無いと夜行動できない。
  • メガネが無いと車の運転ができない(前が見えないんです)。

ざっと書いただけもこれだけすぐに出てきます。ちょっとしたことなんですけど、このちょっとしたことに出くわした時に、不便に陥ってしまいます。

メガネレンズの技術は進むけど

中学生の頃にはすでに視力が0.1程度またはそれ以下になっていたと思います。しかも乱視という厄介なものにもなっていました。

メガネのフレームがずっと太縁フレームだった理由の一つに、”レンズの厚み”問題がありました。近視の強いレンズは、レンズの厚みが大きくなります。当時、レンズにはガラスとプラスチックがあり、ガラスはプラスチックと比べるとかなり重く、鼻への負担が大きかったです。ただ、0.1以下の視力を矯正しようとすると、プラスチックレンズを選ぶと、”牛乳瓶の底のような厚み”(今でも通用するのかな?)になりました。

かといって、ガラスのレンズにしたら薄くなるのかといわれると、そんなことはなく、同じ度数のプラスチックレンズと比べたら薄くはなりますが、横から見るとそれなりの厚さになりました。

その厚みを隠すために、太い縁フレームを勧められていましたし、自分自身も納得して太縁フレームを掛けていました。

太縁フレームを卒業した理由

自分自身の顔の特徴のせいではありますが、太縁フレームをかけると、いわゆる”おっさん顔”になっていました。高校生の頃、同級生と私服でデニーズへ行った際に、自分が最初に店へ入ると、

「タバコはお吸いになりますか?」

と、必ず訊かれていたのをいまでも覚えています。

雑誌ポパイが恋愛マニュアルと崇められていた当時、そんな高校生はモテる以前に、同世代の女子に相手にされる訳がありません。(と、当時は思っていました。今考えれば、見た目を上回るトーク力が無かっただけですけどね。)

そんな訳で、高校の太縁フレームから卒業することにしました。

近視は回復していない

近視が進む中、近視を回復させるべく目の運動や、目薬、視力回復センターにもいきましたが、地道な努力ができる性格でなかったため、どれも挫折し、現在が最も近視が強い状態です。

”なるべく遠くを見るようにする”という合言葉は、テレビゲームや漫画に夢中になった自分には、意味のないものでした。

今の時代だからこそ、期待したい技術

治療目的でペースメーカーなどの人間の体に何かのデバイスを埋め込むようになり、最近では、便利さのためにマイクロチップを埋め込むようになったこの時代に、「機械の力で人間の体って何とかなるんじゃないのか?」と淡い期待を抱いています。

そんな中、実現したら試してみたいものがニュースになりました。

メガネのいらない世界をつくる「クボタメガネ」
被験者の眼軸長の短縮を確認、ウェアラブル近視デバイス開発を加速

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000035167.html

引用近視と眼軸長

近視人口は、世界で急速に増加しています。特に、東アジアの国々で近視が急激に増加しており、ソウルでは、19 歳の男性の96.5%が近視というデータも示されています。

日本において、近視は第二次世界対戦前から増加傾向にありました。この増加は、戦後に急激に減少しましたが、その後再び増え続けています。近年では、さらに、低年齢化が進んでおり、2019年3月に文部科学省が発表した学校保健統計調査によると、小学生〜高校生の裸眼視力における 1.0 以上の割合が、過去最低であったことが発表されました。

これまでの数々の研究から、近視の程度が強いほど眼軸が長くなることが明らかになっています。眼軸長が伸展することにより、焦点が網膜より手前に位置づけられるために、遠くが見えにくくなります。

ヒトの眼は、高性能のカメラのように、絶妙な光の屈折によってピントを合わせています。ある研究チームによると、ヒトは、新生児から成人までの間に、眼軸長が約8mm増加するというデータがありますが、この約8mmの伸展というのは、-30~40D*に相当します。

それでも多くの眼が、しっかりピントを合わせることができているのは、ヒトは、成長と共に、水晶体の屈折力の減少や、角膜の屈折力の減少などがおこることにより、この絶妙な光の屈折を保つことができているからです。

(人種差により、差異はありますが、いずれにしてもヒトの眼の眼軸長は新生児期と乳児期に著しく伸び、その後は徐々に減速して15〜18歳くらいで停止します)

*屈折度の単位であるジオプトリー(D)を用いて、弱度近視は-3.00D以下、-3.00Dを超えて-6.00以下は中等度近視、-6.00Dを超えると強度近視と分類されています。

https://note.com/kubota_holdings/n/nbc0738a1b946

ちなみに、自分の屈折度は、-9.00です。強々度って言ってしまっていいのでしょうか?

今後もし、このデバイス評価の一般募集があって参加できるようなことになった場合には、評価が終わってから発表します。

(守秘義務にサインすると思うので・・・)