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積立NISAを利用して株や投資信託の長期投資で安定した資産運用を目指せ!

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株式などに投資をして売却益や配当金を得ても一定範囲で非課税とする少額投資非課税制度(NISA)の積立型の新制度を創設する案が2017年度与党税制改正に盛り込まれるようです。つい先月は見送る方向で調整されていたはずなんですけど・・・。これで日本にまた投資ブームが来るかもしれません。

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そもそもNISAとは?

2014年から始まった「小額投資非課税制度」で、株式や投資信託から得られた利益を非課税つまり税金がかからなくなる制度のことです。

2013年末に証券優遇税制が終了したため、英国で1999年に導入された「ISA(Individual Savings Account)」をモデルとして「NISA」は創設されました。ただし、全く同じものではありません。

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NISAの特徴

  • NISA口座で発生した配当金、分配金、譲渡益が5年間非課税。
  • 投資額は、年間100万円が上限(2016年から年間120万)
  • NISA口座は1人1口座しか持てない。
  • 口座開設をする年の1月1日現在において満20歳以上の方が対象。
  • NISA口座で発生した配当金や分配金は、NISA口座以外の証券総合口座などに振り込まれてしまうため、これらの配当金や分配金を再投資しようとすると、NISAの購入額として加算されてしまう。
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今のNISAと積立NISAの違い

  • 積立NISAは、非課税期間が20年になる。
  • 積立NISAは、投資上限額は40万円(60万円?)。
  • 積立NISAが創設された場合、積立NISAかNISAかのどちららかしか保有できない。

つまり、定期的に少額を積み立てる投資に限定して、手元の資金が十分でない若者に長期投資を促すことが狙い。非課税期間を長くすることで、安定的な資産運用ができるようにするようだ。

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「NISA」と「積立NISA」はどっちが良いの?

NISA口座を始めた時に一括で100万円投資したとします。5年間の非課税期間が終わった時に150万円になっていたとして、それを通常口座に移します。その5年後にさらに値上がりして、200万円になっていたとすると、もしNISA口座で投資していなかった場合、100万円から200万円になった分の利益100万円に20%の税金がかかるため納税は20万円です。NISA口座で投資していた場合、NISA口座から通常口座に移した後の150万円から200万円になった分の利益50万円に20%の税金がかかるため納税は10万円になります。

大きな減税効果がありますよね。

注意しないといけないのは、NISA口座期間中に値下がりしてしまった時です。もしNISA口座で投資していなかった場合、100万円から50万円になっても損益通算をすることができますが、NISA口座で投資していた場合、損益通算をすることができません。そのため、NISA口座から通常口座に移した後の50万円から奇跡的に200万円になったとした場合、利益150万円に20%の税金がかかるため納税は30万円になります。

NISA口座を持っていたために、損益通算をすることができず、余計な税金を支払うことになります。

そもそもNISA口座を始めた時に、一括でまとまった金額を入れためにこういったリスクが発生します。でも、NISA口座の非課税期間は5年間なので、5年間で結果を出そうと思ったら、まとまった金額で投資をしてしまいますよね。このリスクを最小限にするためには、定期的に積み立てる投資をすることです。少額を定期的に積み立てる投資をするのであれば、「積立NISA」です。でも、忘れてはいけない大切なことは、「定期的(毎月)に、決めた一定額を、長期間投資する」ことです。