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疾患当事者と医師による共同意思決定( Shared Decision Making:SDM ) は、患者が「医療の不確実性」に向きあう必須のプロセス – だが、見えざる影によって選ばされているのかもしれない

疾患当事者と医師による共同意思決定( Shared Decision Making:SDM ) は、患者が「医療の不確実性」に向きあう必須のプロセス - 見えざる影によって選ばされているのかもしれない かくしゃくの独り言
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患者と医師が持つ医療情報の格差がもたらす治療選択の歪み

患者と医師が持つ医療情報の格差がもたらす治療選択の歪み

医療において、患者が自分で治療を選ぶことは「自己決定権」として大切にされています。しかし、実際には患者が本当に自由に選べているとは限りません。医療の不確実性や情報の格差が影響し、結果として「決断の歪み」が生じることがあります。患者は自分で選んでいると思っていても、医師の説明の仕方や心理的な要因によって判断が変わることがあります。

1. 医療の不確実性がもたらす「決断の歪み」とは何か?

医療の不確実性とは、治療の結果が完全には予測できないことを意味します。同じ病気に対する治療法でも、患者ごとに異なる反応を示すことがあります。この不確実性が、患者が治療法を選ぶ際に迷いを生じさせます。

アメリカの医学雑誌『New England Journal of Medicine』に掲載された研究によると、医療行為の約46%は「科学的に確立された標準治療」とされており、残りの54%は「十分なエビデンスがなく、医師の経験や推測に頼っている」と報告されています。つまり、医療の半分以上は不確実性を伴っています。

この不確実性は、患者の選択にも影響します。例を挙げると、がん治療でAという抗がん剤の有効率が50%で、Bが40%の時、患者はAを選ぶ可能性が高いですが、Aの副作用が強い場合はBを選ぶかもしれません。このように、確率やリスクの説明の仕方によって、患者の選択が変わることがあります。

さらに、2006年のイギリスの研究では、医師が治療の成功率を「生存率90%」と説明した場合と「死亡率10%」と説明した場合で、患者の選択が大きく異なることがわかりました。前者では80%以上が治療を希望したのに対し、後者では約50%が治療をためらったのです。このことから、患者の決定はデータの内容だけでなく、提示の仕方にも大きく影響されることが明らかです。

2. 患者と医師の情報の非対称性がもたらす「納得の錯覚」

患者と医師の間には情報の格差があります(情報の非対称性)。患者は自分が治療法を選んでいるように見えますが、実際には医師の情報提供の仕方に大きく依存しています。これは「納得の錯覚」とも言える現象で、医師が適切に情報を提示したとしても、患者が「自分で納得して決めた」と思い込んでいることがあります。

2017年のアメリカの研究では、患者に「Aの治療法は副作用が少ないが成功率が70%、Bは副作用が強いが成功率が90%」と伝えた場合、90%の患者がBを選びました。しかし、同じデータを「Aは10人中3人に効果がない、Bは10人中1人に効果がない」と言い換えると、約50%の患者がAを選ぶようになりました。これは、情報の表現方法によって患者の意思決定が変わることを示しています。

また、日本での調査では、医師の説明を「十分に理解できた」と答えた患者はわずか38%で、がん患者の調査では62%が「医師が説明した治療法以外の選択肢について知らなかった」と答えました。これは、患者が自分の選択に納得しているように見えても、実際には情報の非対称性により選択肢が限られていることを示しています。

3. 医療の不確実性が生む心理状態がもたらす治療効果

医療の不確実性は、患者の心理状態にも影響を与えます。特に「納得の錯覚」を抱くことで、治療効果が変わる可能性があります。

プラセボ効果という現象があります。プラセボとは、効果がない物質を「効果がある」と信じさせて投与することで、患者の症状が改善することを指します。1955年の研究では、プラセボを投与された患者の約35%が症状の改善を報告しました。また、2010年の研究では、「これはプラセボですが、効果がある可能性があります」と説明しただけで、約50%の患者が改善を感じたという結果が得られました。

これらのデータから、患者が「納得」することが治療の一部として機能する可能性が示唆されます。つまり、科学的に完璧な治療法でなくても、患者が「納得」して選択することで、治療結果に影響を与えることがあるのです。

4. 医師の提示する選択肢はどこまで患者が自由に選択できるのか?

最終的に、医療の不確実性と情報の非対称性がもたらす「決断の歪み」は、患者の自由な意思決定に大きな影響を与えます。患者がどれだけ「自由に選択している」と感じていても、実際には提示された情報の範囲内でしか選べないのが現状です。

終末期医療の選択肢に関する質問の仕方によって、患者の選択が変わることがあります。「延命治療を希望しますか?」「自然な死を望みますか?」という質問によって、患者の回答が異なることが知られています。

結局、患者の選択の自由は、どのような情報がどのように提示されるかによって大きく変わります。常に「決断の歪み」が存在することを理解することが重要です

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医師の説明と患者の納得が一致しない理由

医師の説明と患者の納得が一致しない理由

医療において、「説明」「納得」は大切な要素です。患者が自分で治療法を選ぶとき、医師の説明を理解し、それを納得した上で決断することが求められます。しかし、実際には「説明」「納得」が必ずしも一致していないことが多く、この間には「落とし穴」が存在します。医師がいくら詳しく説明しても、患者が正確に理解できていない場合や、納得しているように見えてもそれは心理的な錯覚に過ぎないことがあります。

1. 医療情報の伝達はどれほど正確に行われているのか?

医療の現場では、患者と医師の間で多くの情報がやり取りされています。しかし、その情報が本当に正確に伝わっているかは疑問です。

患者は医師の説明をどれくらい理解できているのでしょうか?2018年にアメリカで行われた調査によると、医師が説明した医療情報のうち、患者が正しく理解できていたのは平均で42%でした。また、日本医療政策機構の2020年の調査では、「医師の説明を十分に理解できた」と答えた患者はわずか39%で、残りの61%は「なんとなく分かった」または「分からなかった」と回答しています。

特にがん治療の場面では、患者が医師の説明を誤解することが多いです。2012年のアメリカの研究では、末期がん患者の69%が「治癒の可能性がある」と誤解していました。これは、医師が「延命治療」と説明しているのに対し、患者がそれを「治癒を目指した治療」と理解してしまっていることを示しています。

2. 医師の説明が伝わらない理由は何でしょうか?

医療情報の伝達が難しい理由はいくつかあります。

  1. 専門用語の多用:医師が使う医学用語は、患者には理解しづらいことが多いです。たとえば、「腫瘍の縮小率が50%」という表現は、患者にとって「治るのか?」という疑問を引き起こしますが、実際には腫瘍が完全になくなるわけではありません。
  2. 患者の心理的負担:診察室では、患者は緊張していることが多く、説明を聞いていても内容が頭に入らないことがあります。特に重い病気の診断を受けた際にはショックを受け、その後の説明を十分に理解できないことが多いです。
  3. 情報量の多さ:1回の診察で医師が説明する情報は非常に多く、患者が全てを記憶し、正確に理解するのは難しいです。ある研究によると、患者は医師の説明の40~80%を診察後すぐに忘れてしまうことが分かっています。

3. 患者の「納得」は本当に納得しているのか?

医師の説明が正確に伝わっていないとすれば、患者が「納得した」と感じている状態も疑わしいです。ここには「納得の錯覚」が存在する可能性があります。

納得の錯覚とは?

納得の錯覚とは、患者が自分では十分に理解し、納得したと思い込んでいるが、実際には十分な情報を得ていない状態を指します。

2016年にイギリスで実施された調査によると、「医師と話し合って納得の上で治療を選択した」と答えた患者のうち、実際に医療情報を正しく理解していたのはわずか55%でした。この結果から、半数近くの患者が「納得しているつもり」になっていることが分かります。

また、日本の調査によると、「インフォームド・コンセント(説明と同意)を受けた」と答えた患者のうち、実際にリスクを理解していたのは約60%でした。つまり、40%の患者はリスクを理解しないまま治療を受け入れていることになります。

「納得」した理由は何でしょうか?

では、患者はなぜ「納得した」と感じるのでしょうか。その背景には以下の要素があります。

  1. 権威に対する信頼:多くの患者は「医師が言うなら間違いない」と考えます。特に高齢者や医療知識の少ない患者は、医師の言葉を深く考えずに受け入れがちです。
  2. 時間的制約:診察の時間が限られているため、十分な説明を行うことが難しいです。日本の診察時間の平均は約5~10分とされており、その短時間で納得のいく説明をするのは困難です。
  3. 心理的圧力:医師が専門知識を持ち、忙しそうにしている姿を見ると、「質問しづらい」と感じる患者も多いです。実際、ある調査では「医師に質問したいが、迷惑をかけたくない」と感じる患者が72%に上ることが明らかになっています。

4. 医療の「説明」と「納得」のズレが生む問題とは?

医療における説明と納得のズレは、患者の意思決定に深刻な影響を及ぼします。

① 不適切な治療選択

患者が本当のリスクを理解しないまま治療を選ぶと、不必要な副作用に苦しむ可能性があります。2015年の研究の場合では、十分な説明を受けずに抗がん剤治療を選択した患者の20%が「後悔している」と回答しています。

② 治療への不信感

治療後に「こんなはずじゃなかった」と感じる患者が増えると、医療そのものへの不信感が生じます。特に手術や薬の副作用が想定以上だった場合、医師への不信感が高まり、治療の継続を拒否する事例もあります。

③ 訴訟リスクの増加

説明不足が原因で患者が不利益を被ると、医療訴訟に発展することがあります。実際、医療訴訟の約60%は「十分な説明がなかった」と患者が訴えている事例です。


医療における「説明」「納得」はしばしば一致しません。患者が本当に理解し、納得しているかを見極めることが求められていますが、今の医療現場ではその難しさが浮き彫りになっています。

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患者と医師の認識のズレが治療効果に与える影響

患者と医師の認識のズレが治療効果に与える影響

医療において、患者と医師の間にはしばしば「認識のギャップ」が存在します。これは、治療法や病気の見通し、リスク評価に対する理解の違いが原因です。特に、患者が医師の説明を誤解していたり、医師が患者の希望を正しく理解していなかったりすることで、治療効果に影響を及ぼすことがあります。

1. 患者と医師の治療に対する認識の違い

患者と医師の間には、治療に関する考え方の違いがあります。この違いは、治療の選択や満足度、治療結果そのものにも影響を及ぼす可能性があります。

治療目標の違いがもたらす影響

2018年にアメリカで行われた調査によると、末期がん患者の約60%が「治療によって完治できる」と考えていましたが、担当医の96%は「延命や症状の緩和が目的」と認識していました。この結果から、患者と医師の間に大きなズレがあることが分かります。

また、日本のある研究では、患者の72%が「最善の治療を受けている」と考えているのに対し、医師の65%は「患者に最適な治療を提供できていない」と感じていました。このズレは、患者が医療の現実を正しく認識していないことを示しています。

医師と患者のリスク認識の違い

治療におけるリスク評価についても、患者と医師の間には大きなギャップがあります。

心臓バイパス手術に関する2015年の研究では、患者の80%が「手術を受ければほぼ確実に症状が改善する」と考えていましたが、医師は「成功率は約75%であり、25%の患者には改善が見られない可能性がある」と説明していました。つまり、多くの患者は治療の成功率を実際よりも高く見積もる傾向があるのです。

また、糖尿病患者を対象とした2021年の研究では、患者の60%が「薬を飲めば合併症を防げる」と信じていましたが、医師は「適切な食事療法や運動を併用しなければリスクは十分に下がらない」と認識していました。このような誤解は、患者の治療行動にも影響を与えます。

2. 認識のギャップがもたらす治療への影響

このような認識のズレが、実際の治療結果にどのような影響を与えるのかを検討します。

誤解による治療の選択ミス

患者が治療に対して過度な期待を抱いていると、適切な選択を行うことが難しくなります。例を挙げると、がん治療において抗がん剤治療の成功率を過大評価した患者の20%が「もっと積極的な治療を受ければよかった」と治療後に後悔していました。一方で、治療の副作用を過大に恐れた患者の15%が、推奨された治療を拒否していました。

また、脳卒中の予防に関する2017年の研究では、患者の40%が「軽度の高血圧なら薬を飲まなくても問題ない」と考えていたため、適切な治療を受けず、結果的に脳卒中を発症するリスクが高まったことが示されています。

患者の満足度と治療結果の関係

患者の満足度は、治療の成功率にも影響を与えます。ある研究によると、医師との信頼関係が強い患者は、治療結果に対する満足度が高く、治療の成功率も20%向上することが分かりました。逆に、医師に対する不信感を抱いている患者は、治療への積極性が低下し、服薬アドヒアランス(医師の指示通りに薬を服用する割合)も40%低くなるという結果が出ています。

特に慢性疾患では、患者の治療意欲が継続的な管理に直結します。糖尿病の治療では、医師の説明に納得している患者は、HbA1c(血糖コントロールの指標)の平均値が7.2%であったのに対し、納得していない患者の平均は8.5%でした

3. 認識のギャップが医療現場で生じる要因

では、なぜこれほどまでに患者と医師の間に認識のギャップが生じるのでしょうか。その要因を考察します。

医学知識の専門性

医師と患者の間には、医学知識の大きな差があります。医師は長年の教育と経験を経て医学的判断を行いますが、患者は基本的な医療知識を持っていないことが多いです。ある研究では、成人の約55%が「医療情報を読むのが難しい」と感じており、28%は「医療用語が理解できない」と回答していました

医師の説明不足

医師は多忙であるため、患者に十分な説明を行う時間が取れないことがあります。日本の診察時間の平均は約5~10分であり、その短時間で詳細な説明を行うのは困難です。

また、ある調査によると、患者の72%が「医師に質問したいが、忙しそうなので遠慮してしまう」と感じています。このような状況が、患者の誤解を生む一因となっています。

患者の心理的要因

患者は診察時に緊張しており、医師の説明を正確に理解できないことがあります。ある研究では、患者は診察直後に医師の説明の40~80%を忘れてしまうことが示されています。


医師と患者の間に生じる認識のギャップは、治療選択や治療結果に大きな影響を及ぼします。患者の誤解を防ぐためには、医師の説明の工夫や、患者自身の医療リテラシー向上が求められます。

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誰が治療の決定権を持っているのか?:医師と患者の関係に見える力のバランス

誰が治療の決定権を持っているのか?:医師と患者の関係に見える力のバランス

医療の現場では、「誰が治療の最終決定を下すのか」という問題が常に存在します。一見すると患者自身が決定権を持っているように見えますが、実際には医師の意見や病院の方針、家族の意向、社会的な要因などが関与し、患者の意思が必ずしも優先されるわけではありません。特に、重い病気や専門的な治療が必要な場合、医師の意見が実質的な「決定」となり、患者が自分の意思で選択することが難しくなることがあります。

1. 患者の自己決定権と現実のギャップ

医療倫理の観点からは、「患者の自己決定権」が重要視されています。しかし、現実には必ずしも患者が治療方針を自由に決定できるわけではないのです。

患者が本当に「決定」しているのか?

ある研究によると、がん患者の約60%は「自分で治療を選択した」と答えていますが、そのうち78%は「医師の意見に従っただけ」とも答えています。このデータから、多くの患者は自ら決定していると思っていても、実際には医師の判断に強く影響されていることが分かります。

また、別の調査では、患者の85%が「医師の意見を重視する」と回答し、そのうち67%は「医師が勧める治療を受ける」と答えています。つまり、患者が選択肢を提示されても、実際には「医師の勧めに従う」という形で治療が決まることが多いのです。

患者が意思決定を放棄する理由

患者が自己決定権を持ちながらも、それを積極的に行使しない理由には以下のような要因があります。

  • 医学知識の不足:ある調査によると、一般市民の70%以上が「医療の専門用語を十分に理解していない」と答えており、これが治療の選択を難しくしています。
  • 病状の深刻さ:特に緊急性の高い治療では、患者が十分に考える時間がなく、医師の判断に任せることが多くなります。
  • 心理的ストレス:診断を受けた直後の患者は冷静な判断を下しにくく、医師の言う通りにする傾向が強くなります。(Epstein et al., 2017)。

2. 医師の治療方針の影響力と「治療の決定権」

医師は専門家として患者に適切な治療を提供する責任がありますが、その過程で医師の意見が強く反映されることで、結果的に患者の選択肢が制限される場合があります。

医師の意見が「事実上の決定」になる事例

医師の意見が強く反映される例として、終末期医療があります。ある研究では、終末期の患者が「延命治療を希望する」と事前に伝えていたにもかかわらず、最終的に医師の判断で緩和ケアが選ばれた事例が全体の43%に上ったとされています。

また、日本における調査では、患者が「手術を希望しない」と意思表示していたにもかかわらず、家族や医師の説得によって手術を受けた割合が約30%でした。このように、患者が意思を示していても、最終的な決定が医師や家族の意向に左右されることは少なくありません。

「説明と同意」が形式的になっている?

医療における「インフォームド・コンセント(説明と同意)」は、患者が十分な情報を得た上で治療を選択するための重要なプロセスです。しかし、現実にはこのプロセスが形式的に行われていることが指摘されています。

  • 説明の時間が不足:日本の平均的な診察時間は約5~10分と短く、複雑な治療選択について十分に説明する時間がありません。
  • 選択肢が限られている:医師が特定の治療を推奨する場合、患者は「他の選択肢がある」と認識しないまま、その治療を受け入れることが多いのです。

3. 家族の意見や経済的事情が決定に与える影響

患者の治療選択には、医師だけでなく、家族や社会的な要因も関与します。

家族の意見が患者の意思を左右する

家族の意見が治療の選択に影響を与える場面は多く、特に高齢者や意思表示が困難な患者において顕著です。ある調査では、終末期患者の家族の60%が「本人の意思よりも家族の意向を優先した」と回答しています。これは患者の自己決定権が制限される要因となります。

また、日本の研究では、認知症患者の約80%が「家族の判断に委ねる」と答えており、特に意思決定が困難な状況で顕著です。

社会的要因と経済的制約

治療の選択には、経済的な事情も深く関与します。例として、アメリカでは医療費が高額なため、保険の適用範囲によって治療選択が大きく制限されます。

日本でも、自由診療の高額治療は経済的に選択肢から除外されることが多く、事実上「選べない」状況が生じています。

治療の決定権は複数の要因に左右される

患者の自己決定権は、医師の影響や家族の意見、社会的要因など、さまざまな要素によって制約を受けます。表面的には患者が治療を選択しているように見えても、実際には医師の意見や病院の方針に大きく依存している事例が多いのです。自己決定権を尊重するためには、医師の説明のあり方や患者の情報リテラシー向上が不可欠です。