フリマアプリで買ったスマホがAndroidバージョン5.1だった。GoogleのDevice Protection(端末保護)機能で使えない場合、解決する方法は1つしかないよ。

Android7.0に対応しているスマホをフリマアプリで購入したら、Androidが7.0ではなく、Android5.1だったようで、しかも、初期化の順番をある意味間違えていたため、新たにセットアップができずに、どうにも先に進めない状態になっていました。
自分自身で何とかしようと色々調べて試してみましたが、結局、自分自身では、どうしようも無いことが分かった話です。どういった状況だったのかを知ってもらえれば、自分の様に時間をかけずに解決することができると思います。

スマホをMVNOの格安シムで利用している理由

自分自身の携帯通信手段は、電話用のガラケーと主にインターネット検索用のMVNO端末の2台を使用しています。2台持ちを始めた当初はキャリアで契約しているより通信料金が安くなる恩恵を受けていましたが、Y!mobileや、MVNOの格安スマホ&格安プランが出始めてからは、通信料金の恩恵は無くなりました。ですが、やはりガラケーの通話利用は、充電頻度の手間を考えると、半端なく良いです。
ショッピングモールで”くじ引き”をエサに機種変更や新規契約を狙っているキャリアの勧誘者に、「主に通話用として利用しているため、ガラケーと電池持ちが同じぐらいのがあったら考えます。」と伝えると、そそくさと諦めてくれます。当然と言えば当然ですが、それぐらいガラケーとスマホの電池持ちの差はあります。

古い機種の落とし穴

インターネット検索や、フリマ/オークション、Gmailなどを主に使用しているスマホ端末は、値段の安さに惹かれて2013年頃の物を使用していました。この頃のAndroidのバージョンは4.**ばかりです。(メーカーによってはバージョンアップを対応しているものもあります。)

ここ最近、Androidのバージョンが4では、セキュリティが確保できないという理由で、メルカリやヤフオクのアプリが使用できなくなってきています。自分自身は、これが理由でスマホを交換することにしました。

購入したスマホの機種

購入することに決めたスマホは、シャープのSH-01Hです。2015年9月に販売のため、フリマやオークションでの取引価格もそれほど高くなく、販売当初のAndroidは5.1でしたが、7.0まではアップデートができることは分かっていました。
メルカリで手頃価格で出している販売者を見つけ、無事に購入することができました。

この時は、てっきりAndroidは7.0にアップデートされているだろうと勝手に思い込んでおり、確認していませんでした。

そして、Android5.1の恐ろしさを知ることになりました。

Android5.1だけにあるDevice Protection(端末保護)機能

「Device Protection(端末保護)機能」とは、紛失や盗難などにより悪意ある人によって端末が初期化・悪用されるのを防ぐための機能です。詳しく説明すると、Android5.1の端末をGoogleアカウント(Gmailアドレス)を設定したままファクトリーリセットの初期化を行うと、初期化後の再設定時に、初期化前に設定していたGoogleアカウントとパスワードを入力しないと初期設定に進めないという所有者を保護する機能です。

自分自身の手元に届いた時には、ファクトリーリセットがされた状態で届きました。最初は何も気が付かずに初期設定をしようとしましたが何故か進むことができません。

電源を入れるとこの画面が表示されます。

前の機種がmicroSIMなので、SIMを挿入することはできませんが、次に進むことはできます。

宅内のWifiが表示されるので、接続の手続きをします。

接続が確立されます。

この次に初期設定の画面になります。

「・・。この端末で前に同期したGoogleアカウントにログインしてください。」というのが、最初は意味が理解できず、とりあえず自分のGoogleアカウントで何回かログインを試みていました。

何度ログインを試みても、「・・。続行するには、この端末で前に同期したGoogleアカウントにログインしてください。」が表示されます。

何かおかしいと思って、「この端末で前に同期したGoogleアカウントにログインしてください」で検索してみて初めて、Device Protection(端末保護)機能を知ることになりました。

Google Device Protectionの解除

自分自身、いろいろなキーワードで検索し、様々な方法を試してみましたが、Google Device Protectionを解除することはできませんでした。

「Google Device Protection 解除」で出てくる日本語のサイトは、端末を業者に送って解除する方法です。すなわち送料も作業も有料です。送料作業料で5000円から10000円ぐらいになると思われます。

「Google Device Protection reset」で検索して出てくる英語サイトや動画の内容を試してみましたが、Androidが英語と日本語バージョンで表示される内容が違っているため、同じ様な作業をすることができませんでした。

つまり、自分自身の力で何とかしようとしてもどうにもならないということです。

Google Device Protectionを解除する方法

手っ取り早くGoogle Device Protectionを解除してもらう方法は、

「この端末で前に同期したGoogleアカウントを知っている人(販売者)にログインしてもらい、「設定」画面の「アカウント」からGoogleアカウントを削除してもらう」

ことです。

メルカリで購入した場合、購入者が出品者の評価をしなければ、出品者にお金は振り込まれません。今回幸いにしてか、メルカリで購入し、評価前だったため、出品者に取引メッセージで連絡し、同時にメルカリにも連絡し、出品者から「着払いで返送してください」と返信があったためすぐに返送し、出品者もGoogle Device Protectionを解除して、すぐに返送してくれたため、返送した翌々日の昼には受け取ることができました。

出品者が近県だったこともあり、返送・再発送に日にちがかからず、出品者の対応も早かったため、金銭的な追加もストレスも無く、解決することができました。

最初は、出品者に「この端末に使用していたGoogleアドレスとパスワードを使用していないのであればおしえてください」と取引メッセージを送ったのですが、そこはやっぱりアドレスは使っていました。