子どもが学校に行くようになると授業参観や運動会などの行事に参加するようになります。
学校によると思いますが、新しい学年が始まった時に教室内にクラス写真を掲示するところもあったりします。
Instagramがこれだけ流行っているので、母親の中には発信するネタにこういったクラス写真を撮ってInstagramに投稿する人がいたります。
自身の子どもだけ更新するならまだしも、クラス写真をそのまま投稿してしまうんです。
子どもの画像がインスタに投稿されることで何が問題なのか?
子どもが通っている学校の場合、学校新聞の写真に載せて良いかどうかの確認のアンケートがあります。
載せて良いかどうか以外に載せる場合に顔を載せて良いかどうかなど詳細に答えます。
学校としてはそれだけ子どもの写真が公開されないように対応しています。
学校のアンケートに子供の写真を学級新聞に載せたくない人からしてみると、知らないところで自分の子どもが写ったクラス写真がSNSに公開されているということは信じられないことだと思います。
こういった場合は、基本的に公開して良いかどうかの確認を訊かれたりしませんので、知らないところで公開され続けられることになります。
投稿されてしまった時にあなたはどうしますか?
うちの場合、子どものクラス写真が、ある母親のインスタグラムに投稿されていました。
自分と妻はInstagramをしていませんので本来知る術はないのですが、保育園時代の友人がたまたま見つけて、こちらに連絡してくれました。
妻としてはクラスの写真を黙ってSNSに公開されたことにかなりご立腹でした。
投稿しても良いかどうかの確認をされたとしても断っていたとは思います。
子どもの画像をSNSに公開したくないからInstagramをしていなんです。
投稿されてしまった画像を削除してもらうには、投稿した本人に削除してもらうのが一番早い方法だと思います。
ただ、その投稿した本人とは顔を知っている程度の仲で会話すらしたことありません。
同じクラスが始まったばかりですので、画像は削除してほしいですが、クラス内の親と波風立つかもしれないことはあまりしたくありません。(わがままだな意見だと思っています。)
Instagramアカウントを持ってはいませんが、Instagramに削除依頼をすることにしました。
Instagram のプライバシーと安全に関する考え方
最初、写真は個人情報と同じと考えていましたので、個人情報が確認無しで公開されてしまっていると報告しようとしましたが、Instagramのヘルプセンター - プライバシーと安全 - 報告する - 公開される個人情報のページをみると、次のように記載されています。
個人情報や機密情報を投稿することは、Facebookの利用規約への違反となります。個人情報や機密情報の例としては、クレジットカード情報、社会保障番号または他の身分登録番号、非公開の住所または所在地情報、非公開の電話番号、非公開のメールアドレスなどがあります。
特定の情報は個人的なものとなりますが、この種類のすべての情報が規約違反となるわけではありませんのでご注意ください。Instagramに投稿された個人情報の報告リンク先:公開される個人情報
第三者がInstagramにあなたの個人情報を投稿した場合、その人に直接連絡を取って、削除を依頼することをおすすめします。誰かから個人情報の削除をリクエストされた場合は、個人のプライバシーを尊重して、アカウントがInstagramに報告される前に問題のコンテンツを削除してください。
Instagram経由で、その人に直接連絡を取るには、Instagramアカウントを取得しないといけないのですが、削除依頼をするためにInstagramに登録することが何か誘導されている感があって抵抗がありました。
かといって、電話などの直接連絡することはもっとできないです。
そう思っていたら次のような説明もありました。
プライバシーを侵害する写真と動画の報告
リンク先:公開される個人情報
写真や動画があなたのプライバシーを侵害していると考えられる場合は、Facebookまで報告してください。居住国の関連するプライバシー法で義務付けられていて、報告されたコンテンツがあなた、あなたの13歳未満のお子様、またはあなたが法的代理人や保護者となっている人物に関するものである場合にのみ、未承認と報告された投稿をFacebook側で削除します。その他の人に関連する写真や動画についてはその本人が報告する必要があります。
青字の「報告してください」をクリックすると【プライバシーを侵害しているInstagramの写真または動画を報告】画面が開きます。
Instagram への写真削除依頼の方法
「プライバシーと安全の報告する」画面を直接検索して報告する方法もありますが、ここではトップページから報告するコンタクトフォームまでと入力方法を記載します。
Instagramアカウントを持っていませんので、アカウント無しでの依頼方法です。
インスタグラムのホームの下にあるメニューから「サポート」をクリックします。
画面左側のメニューから「プライバシーと安全」をクリックします。
画面左側のメニューから「保護者のためのヒント」をクリックします。
画面右側の「プライバシーと安全」項目メニューから「子供の画像を削除してもらうにはどうすればよいですか」をクリックします。
先ほどのクリックで表示された「Instagramアカウントをお持ちの場合は、アプリから投稿を報告するか、こちらのフォームに記入してください。」から「こちらのフォーム」をクリックします。
最後に記載していますが、「報告したいコンテンツへのリンクはありますか?」の質問へは「いいえ」を選択した方がいいと思います。
「はい」を選択して入力を進めると最後にエラーが表示されて送信することができませんでした。
<質問と入力>
「Instagramアカウントを持っていますか?」
いいえ
「報告したいコンテンツへのリンクはありますか?」
いいえ
”Instagramの写真または動画へのリンクを入手する方法”はInstagramアカウントを持っていないと入手することができません。(ただし、削除を確実におこなってもらうためには、写真へのリンクを持っていた方が便利です。今回は連絡してくれた友人にお願いして、写真へのリンクアドレスとその投稿者のユーザーネームを送ってもらいました。でも、”報告したいコンテンツへのリンクはありますか?”は”いいえ”で進めます。)
子どもは小学校低学年のため13歳未満です。
<質問と入力>
「報告する写真または動画に写っている人」
未成年者 (私は親または保護者です)
「お子様の年齢」
13歳未満
メールアドレス
(連絡先の自分のメールアドレス)
この写真または動画をシェアしたアカウントのInstagramユーザーネーム:
(投稿者のユーザーネーム:友人に送ってもらった)
この動画または写真があなたの子供のプライバシーを侵害している詳細な説明:
今回の理由は、「ユーザーネーム〇〇〇のInstagramに娘のクラス写真が公開されています。学校のクラス内だけで掲示されているクラス写真を撮影して本人のInstagramに投稿しています。学校が所有者となる写真を許可無く撮影し無断投稿していますし、本人の子ども以外の子ども達が公開されることにも許可を得ていません。」としました。
最後に「送信」ボタンを押します。
送信を完了した翌日、Instagramの会社でもあるFacebookのPrivacy Operations部門からメールで連絡がきました。
・・・英語で。
「報告したいコンテンツへのリンクはありますか?」を「はい」にした場合
自分自身が経験した写真へのリンクを入力する場合の報告方法の結果です。
<質問と入力>
「報告するコンテンツのタイプ」
写真
<質問と入力>
「報告したい写真へのリンク」
写真
「報告したい写真へのリンク」
(写真へのリンク:友人に送ってもらった)
「報告されている写真に写っている人物」
未成年者 (私は親または保護者です)
「お子様の年齢」
13歳未満
メールアドレス
(連絡先の自分のメールアドレス)
この動画または写真があなたの子供のプライバシーを侵害している詳細な説明:
「報告したいコンテンツへのリンクはありますか?」を”いいえ”にした時の理由と同じです。
「送信」ボタンを押します。
「入力された短縮URLは写真ではありません」のエラーが何度も表示されました。
友人にもう一度お願いして再度写真へのリンクアドレスを送ってもらったのですがエラーは解消できませんでした。
もしかすると何か間違っていたのかもしれませんが、いまとなってはわかりません。