父親に見せる娘のコミュニケーション術とは?妻の一言で気づいたこと

自分の子供、特に娘が大好きなお父さんは、娘と会話した時の反応が気になるところではあります。娘は小学校の高学年です。成長するとある日突然父親のことが嫌いになることは生物学的に正しいということを知っているつもりでも、少しでも長く好きでいてほしいと思っていると思います。

声をかけた時に喜んだ感じで返事をしてくれると、うれしいのですが、妻からの一言で微妙な気持ちになった話です。

父は娘との共通の話題をテレビから得ることができた

最近観たテレビ番組で人気の文房具特集を放送していました。第一位は富士山消しゴムと呼ばれる消しゴムで、消しゴムが上手に山型になるように消していくと、消しゴムが富士山のように見えるというものでした。

娘は文房具が好きで、一緒にテレビを見ながら「すごいね~」と話をしていました。

その週末、家族で大型商業施設のイオンへ行き、娘が文房具を見に行きたいというので、自分は先にトイレに行ってから追いかけることにしました。トイレを済ませて文房具コーナーへ行くと、娘が筆箱を見ているので何気なく他の棚を見ていると、富士山消しゴムが売られているのを見つけたので「ここに富士山消しゴムが売ってるよ!」と娘に声をかけると、娘は筆箱を見ているのを止めて「あ~!ホントだ~!」とこっちへ近づいてきました。

少し前に一緒に見たテレビの話題を話すことができて父親としてはとてもうれしかったのです・・・。

状況を見ていた妻の一言が刺さった

娘と話ができて喜んでいると、一連の状況を見ていた妻が一言、

「さっき私も「富士山消しゴムがあるよ~」って話しかけたら、「ふ~ん」だけで済まされたのに、父親が話しかけると態度が全然違うわ。」

娘は笑ってごまかしていたけど、父親としては母親より父親の方がリアクションが良いということに喜びました。

ちょっと待てよ

母親よりリアクションが良いことに単純に喜んでいましたが、改めて考えてみると、娘が女子になっており、身近な男子である父親を手の上で転がす術を身につけているのではないかということに気が付いたのです。

どう反応したら父親が喜ぶのか、小学生にして身に着けてしまったのです。

世間からしてみると当然のことで、むしろ遅いと言われるかもしれませんが、いつまでも純粋な女の子でいてほしいと願う自分にとっては、いったんは喜んだものの、急にトーンダウンしてしまいました。