思春期の娘のめまいや頭痛の原因は起立性調節障害だった。父親として教えた知識と対処法

寝起きに怒っていた長女はすっかり大きくなり、成長期というのか思春期の年頃になりました。
父親のことを嫌いになるのは想定範囲内なのですが、最近朝起きてくると、すごくだるそうにしていたり、「めまいがする」や「頭がクラクラする」、「頭痛がする」と訴えてきます。
こういった体調が悪い訴えばかりは親としてとても心配になります
最初の訴えは、日中の歩いている時に急に「頭が痛い」と言い出したり「頭がクラクラする」と伝えてきました。
これまでも体が痛いとか訴えてきた時は、いわゆる成長痛じゃないか?と片付けようとして、2・3日 様子を見ると痛みが治まっていました。
今回は2・3日 様子を見ても治る気配がなく、長女もずっと続く変調ついて不安に感じていてました。

普段の体調不良とは違う、気になった疾患

これまで思春期というのは 主に心に変化があるもので、体への影響はいわゆる 第二次性徴期というものだろうと思っていました。
明らかに男ならではの知識不足です。
長女が通っている学童でガイダンスがあった時に指導員の方が教えてくれたのが、体に変化が出てきたり、いろんな症状が出るということを知りました。
色々調べてみるとまさに娘に起こっている体の変化と同じようなものが見つかりました。
それが 「起立性調節障害」です。
思春期と呼ばれる学童期に発症することが多く、めまいがするそうです。
ひどい場合は動けなくなることもあるそうで、ある意味幸いではありましたが 長女は軽度だと思われます。
さらに調べてみると起立性調節障害は、「遊びには行ける」というキーワードと一緒に検索されていることも多く、単純に頭痛やめまいがする病気ではなさそうです。
思春期は心の変化が先なのか 体の変化が先なのか分かりませんが、思春期を迎えた子供たちからしてみれば、自分の体に何が起こっているのか分からず不安になる、それによって更に体調が悪くなるということが考えられます。

親(父親)として娘に伝える

昔と違って 今は動画やネットで簡単に情報が手に入るようになったので、娘との起立性障害に関する情報が記載れているサイトを読ませました。
そして、娘に親(父:娘が何か病気になったときに連れていく役だったり、娘にとって医者より前のファーストチョイスの役割)としての考え方を伝えました。
「今の君の体の状態は思春期による体の変調だと思う。症状は出ているけどひどい方というわけではないと思う。もし今の頭痛やめまいに耐えられないのであれば医者に行こうと思う。ただし、医者でできることは根本的な治療ではなく対処療法であってめまいがした時に薬を飲んでその症状を一定時間だけ抑えるということになると思う。薬で症状を抑えれば楽にはなると思うけど、成長期に体に表れている反応を容易に抑えて、それに体を慣れさせるということは、親としてあまり好ましく思わない。ただ、耐えられないような症状であれば、行動が制限されてしまうため薬を飲むことはいいと思う。自分で判断してほしい。」
親の希望が入った考え方だと思いましたが、娘には「体調が悪いや体に痛いところがあればすぐに言いなさい」など体調に関しては日々コミュニケーションを取っているつもりでいるので、自分自身で体調の判断をしてもらいたかったのがありました。
この話をして以来、「調子が悪い」ということは伝えてくれますが、不安になっているような感じではなく、様子を訊くと「まだ大丈夫。動けるし遊べるよ。」と自分なりに体の様子を見ていることがわかるようになりました。

自分で考えて自分で判断できるように向ける

娘は父親には本当のことは言わないと聞いているので、勝手な自己満足かもしれませんが、娘は自分の体調と向き合って生活するようになったような気がします。自分自身の体に何が起こっていて、何ができて、症状がひどくなるとどうなってしまうのかの知識をもったことで安心して生活ができたようになっていると思います。

娘を信じて良かったです。