天井高3.5mの家のエアコンは何畳用を買うべきか?カタログの畳数で選んではいけない。

現在住んでいる家は、2階がリビングになっていて、天井高が3.5mあります。

キッチンとダイニングとリビングが一緒になっているので、広さは20畳以上あります。

今年の6月末にエアコンが壊れたので、急遽買い替えることになりました。

これまでは、前の家から持ってきた14畳用のエアコンで過ごしていました。14畳だからといって能力不足ということはなく夏場の部屋は涼しくなりましたし、冬場は暖かく過ごすことができました。

ちょうど電気代が上がり始めた頃で、14畳用のエアコンが能力を最大限使用して涼しくしていたのであれば、電気代が必要以上にかかっていたのではないかと疑問に感じ、もうちょっと広め向けのエアコンにしようと考えました。

しかし、うちは天井高が3.5mあるので単純に広め用のエアコンを購入すると考えることができませんでした。

エアコンカタログの基準をみてみた

建築業界と家電業界には不都合な真実?

うちの部屋の広さを20畳と仮定して、天井が高いからざっくり1.5倍すると30畳ぐらいを想定すればいいのかな~と考えながら調べていると、おもしろいサイトを見つけました。

このサイトがいうには、現在エアコンの畳数に使われている基準は、1964年に制定されているものでその当時の家を基準に考えられているそうです。

今の家は窓は2重サッシですし、断熱材もそこそこのものが入っています。

断熱を考慮してサイトの情報を参考にすると、うちのリビングに付けるエアコンは6畳用ないし10畳用でいいことになります。

とりあえず家の断熱の面からこのサイトの内容の反対論を見つけることはできませんでした。

広めの畳数のエアコンが薦められる理由を推測

広めの部屋なのに6畳用のエアコンで大丈夫になる理由は、その部屋の断熱性と気密性が高いからです。

ただ、気密性が高い部屋の場合、湿度が低くなるので調湿する必要があります。

エアコンの熱交換器にはカビが生えるので掃除が大変だという話もあります。カビの発生を抑える機能が必要です。

うちもそうですが、キッチンとダイニングとリビングが繋がっている家が多いので、空気清浄機機能が必要になります。

エアコンは、部屋を暖める冷やす以外の機能も重要になってきていると思われます。

購入したエアコンはこれです

(価格は時期で変更するので参考にしないでください。)

[Premiumプラズマ空清]・[凍結洗浄除菌ヒートプラス]・[ファンお掃除ロボ]・[カビバスター]・[銅合金ウイルス抑制]が搭載されているので、熱交換器のカビ予防ができるし空気清浄機機能も付いているし、内部クリーンで掃除してくれます。

維持が楽なんです。

14畳でも良かったんじゃないかと思うかもしれませんが、その時はほとんど値段はかわらなかったんです。

お店の人の説明の影響を受けたとは言いませんが、自分自身に「大きい方が省電力で動くんじゃないか」というバイアスが入ってしまいました。

買い替えてからの消費電力を比べてみる

これまで使用していたエアコンは、富士通のノクリアで型名がAS-S56A2Wでした。

畳数の目安は同じ18畳でした。期間消費電力量が2,244kwhから1,630kwhに減っているので、省エネで使用できるはずです。

6月末に交換したので7月から10月までの消費電力を比較してみました。

青色のグラフが2023年分です。2023年は猛暑だったので過去と比べて消費電力が多いのかもしれません。

あとは内部クリーンや熱交換器の凍結洗浄を定期的におこなっているのでその分の消費電力が増えたのかもしれません。

電気は他にも照明や乾燥機などにも使っているので、一概に比較はできません。

これから冬になるので冬の消費電力も見ていきたいと思います。

エアコン選びと使い方は慎重に

上記のエディオンのエアコンのリンク先に口コミがあります。

星2つです。

冷却がいまいちとのことですが、確かにうちでも設定温度を下げても冷房能力がいまいちな時がありました。

それは、リモコンの「おまかせ・空清」ボタンを押して使用した時です。

特に猛暑の暑い日にこれを使うと、設定温度を下げているのに冷房の効きはいまいちでした。

「おまかせ・空清」を切って、冷房として使用するとバッチリ冷えました。

参考になればと思います。

エアコン選びも大切ですが、まずは家の建て方・選び方が重要になります。

注文住宅で建てようとされている方は、間取りや設備だけ考えていると大事なことを見逃してしまう可能性もあります。

こういった本でマイホームを建てる時の全体像を学んでから建てれば見落としが少なくなるのではないでしょうか?