天井の高い開放感のある家に憧れて、天井高が3500㎝の家を建てました。かれこれ5年経過したので、主に良かったところを書いておきたいと思います。
良かったところだけだと現実感がないので悪かったところも書きます。
なお、うちの天井高の部屋はキッチンとリビングルームです。うなぎの寝床とまではいきませんが、長方形の狭小一歩手前の土地です。幸いなことに南側の土地が駐車場なのですが、いつそこに家が建つかわからないので、2階をリビングとキッチンにして過ごすことの多い部屋を明るくすることにしました。
3500㎝(3.5m)の天井にして良かったこと
- 天井の高さが3.5mもあると視界が広いです。部屋の中にいても開放感にとても満足しています。
- 壁に高さがあるので窓を2段にすることができます。上段の窓は採光用になると思いますが、曇りの日でもカーテン開ければ電灯をつけなくて十分部屋が明るくなります。カーテンを開けておいても2段目の窓なので外と目線が合うことはありません。
3500㎝(3.5m)の天井で困ったこと
- 食器棚などの耐震固定の選択肢が耐震マットや壁固定となり、いわゆる「つっぱり棒」を使用することがかなり難しいです。ただもし天井までの途中に梁を作れば、そこに「つっぱり棒」を使うことができます。
- 天井高の場合、おそらくハウスメーカーから天井の明りはダウンライトを勧められると思います。LEDのダウンライトはメンテナンスをほとんどすることがないそうで、LEDだけに相当明るいです。ただ、自分自身はダウンライトはキッチンの上だけにしました。理由は天井高3.5mからのダウンライトは光が重なりライト同士の影ができるので、床を見たときの違和感が大きかったためです。そこで、天井を通常の「引掛シーリング」にして、シーリングライト取り付けることにしました。シーリングライトの取り付けを業者にお願いすることもできると思うのですが、それだとメンテナンス性が悪くなるので、いわゆるでかい脚立を買うことにしました。
自分自身の身長は約170㎝あり、この脚立のステップに乗れば手は十分天井に届きます。シーリングライトの取り付け作業が苦にならないタイプなので、自分自身で取り付けました。
冷暖房と油煙について参考になれば
- 天井の高い部屋は、一般的な天井の高さ(2400㎝?)と比べて空間容量が大きくなるので、エアコンの購入の時に考慮するべきなのかどうか迷うところです。おそらく家電量販店で相談しても的を得た回答は得られないのかもしれません。「容量が大きくなる分を考慮してエアコンを選んだほうが無難かと・・」と言われる可能性が高いかもしれまえん。ちなみにうちはキッチン+リビングで20畳程度ですが、エアコンは18畳を使用しています。家の断熱性はグラスウール24Kと二重サッシです。あくまで個人の感想にはなりますがこのエアコンで十分です。しいて足すならサーキュレーターで天井の空気を攪拌すればなお効果を得られると思います。
- 暖房についてもエアコン+サーキュレーターで十分に部屋の空気は暖まりますが、寒く感じる場合は、床を暖かくしてください。床暖房があれば最強です。
- 油煙については、まずうちのキッチンはアイランド型ではなく壁付けタイプです。コンロの後ろと横の各1面が壁になっています。また、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物はしません。住み始めて5年になりますが壁などベタツキはまったくありません。リビングとキッチンが一緒なので油煙による汚れがなるべく付かないように気を付けています。
家の建て方・選び方の参考書
家の建て方・選び方の中で天井高に興味を持たれたと思います。
注文住宅で建てようとされている方は、間取りや設備だけ考えていると大事なことを見逃してしまう可能性もあります。
こういった本でマイホームを建てる時の全体像を学んでから建てれば見落としが少なくなるのではないでしょうか?
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