赤ちゃんの背中スイッチを押さないための対策を解説。意外に大切なのは温度とアレ。

これはまだ1歳にならない赤ちゃんの寝かしつけに役立ちます。

ミルクを飲ませてげっぷをさせたらあとは寝かせるだけなのですが、赤ちゃんは腕の中で抱っこされた状態で目を開けたままこっちをじーーと見るんです。

それはそれで可愛いのですが、こちらとしてはご飯も食べたいし、お茶を飲みながらお菓子を食べたいし、ゆっくりテレビも見たいし、やりたいこともあるので何とか寝かそうと努力しました。

なるべく早く子どもを寝かせてゆっくりしたいとは思いますが、大事なことは”急がば回れ”です。

眠ろうとしている赤ちゃんの背中スイッチを起動させないための大切なポイントを挙げます。

  1. 腕の中で深く眠らせる
  2. なるべく刺激を与えないように布団に置く

腕の中で深く眠らせるためにすること

左腕に子どもの頭を乗せて、右手のひらで背中を支えて軽く左右にゆっくり揺らしながら鼻歌のような子守唄を歌っていると、子どもはミルクを飲んでお腹いっぱいなので目がだんだんと閉じていきます。

子どもの入眠が不十分ですと、人の気配が薄くなったのを感じると突然目を開けます。

場合によっては泣き始めます。

最初は子どもが目をつむってからどのぐらいの時間でどのぐらいの深さの眠りになるのかの程度が分からないので、「お茶飲みながらお菓子食べて早く休憩したい」などの邪念があると都合よく短い時間でベッドに置こうとしてしまいます。

すると子どもは目を覚まして一からやりなおしになってしまいます。

これを繰り返して子どもの眠りの深さの加減を覚えていくことになります。

一度、シーソー式ではなく前後に動く小さなベビーベッドのようなものを何度か試したことがあるのですが、うちの子は親の手の温もりを背中で感じているのか、じっとこっちを見たまま目を閉じなかったので、けっきょく腕の中で包むようにして手のひらで子どもの背中を温めるようにしながら揺らした方が眠りにつきやすかったです。

慣れてくればどの程度の早さと強さで揺らすのが寝やすいのか、部屋の暗さや子守唄の必要性などの子どもに対してのカスタマイズが分かってくるようになります。

なるべく刺激を与えないように布団に置くためにすること

静かに子どもの布団に移動し、子どもに覆いかぶさるように両腕ごと布団に子どもを降ろし、まず右手からゆっくり抜くのですが、右手を抜く前に大切なことがあります。

子どもの背中部分の布団をしっかりと人肌温度まで温めます。

手が温かい人であれば、子どもを布団に置いた時にそのまま布団が温まるまで待ってもいいですし、手が冷たい人は、あらかじめ布団を温めておくとよいでしょう。

(うちは小さなシリカゲルホットパットがあったので、電子レンジで温めて布団に置いていました。布団を温め過ぎないように注意してください。

子どもの布団はふっかふかなので、右手を抜く時には、まず床方向にぐっと力を入れてしっかりと腕を沈めて、子どもの背中に刺激を与えないようにゆっくりと静かに抜いていきます。

子どもの眠りが浅いと、手を抜いている途中または背中から手を抜いて安堵している時に目を開けます。

ホント効果音が聞こえるかのように「パチッ」と目を開けます。

うっすら目を開けるなんていう駆け引きはしてきません。

じーーとこっちを見て「抱っこして~」と聞こえるように訴えてきます。

この状態になってしまったら一度諦めて最初からやり直しです。

抱っこしてゆっくり揺らすところから始めないといけません。

また子どもが寝始めたら次はしっかりと眠ってもらうためにもう少しの間ゆっくり揺らして深く眠ってもらいましょう。

そしてまた布団に移動して右手から抜いていくところから始めます。

子どもの背中から無事に右手を抜いたら、次に左手をゆっくり抜きます。

右手の時と同じように床方法にぐっと力を入れて、子どもの頭に刺激を与えないように右手で軽く子どもの頭を持ち上げて、子どもの首筋のあたりでゆっくりぬいていきます。

左手を抜いたら子ども頭をそっと布団に降ろして静かにその場から離れます。

その時に子どもの顔を見ながら目を開けないことを祈りつつ、そーーと立ち上がります。

立ち上がって10秒ぐらいしても子どもが目を開けなかったら80%成功です。

なぜ80%なのかというと「さぁ、お茶でも飲みながらクッキー食べるかな~♪」と準備している時に泣き出すこともあるのです。

時間差で目を開けちゃいます。

禁断の方法を公開します(使い方注意)

禁断の最後の手段は、「泣かせ続けて疲れさせる」方法です。

この方法はある意味で” 楽 ”です。

赤ちゃんの泣き声さえ我慢すれば泣きつかれて寝てくれるのです。

賃貸やすぐ隣に他の人が住んでいる家庭にはとても難しい方法だと思います。

”子どもは騒ぐもの”という理解が少なくなってきているのは最近のニュースでも感じます。

だからといって赤ちゃんが泣かないようにがんばっていると親の方がどんどん疲れてしまいますよね。

自分の場合は、昼間は妻と妻の母に頼っていましたので、なるべく早く帰宅するようにして夜のミルクと寝かせ付けを頑張っていました。

赤ちゃんが夜中にバッチリ起きてしまった時には、妻が起きないように部屋を暗くして寝かせ付けをしていました。

窓から月の光が差し込む部屋で寝かせ付けを一生懸命頑張っていた記憶が思い出されます。