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Windowsのロゴは出るのにパソコンが起動しない。初期化しても電源替えてもダメならアレが原因

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パソコン本体から信号きてるはずなのに何も映らない

手に入れたばかりの新古品のパソコンを起動させ、いろいろとソフトウェアをインストールしながら、パソコン本体を再起動させていた時、突然、Windowsのロゴが表示された後パソコン本体から信号が来ていることを示す青色のLEDのままなのに、モニターの表示が暗くなったまま、画面に何も表示されなくなってしまいました。

青色のLEDのままなのに、モニターの表示が暗くなったまま

一旦5分ほど待ってみたのですが、モニター画面は暗いままなので、パソコン本体の電源ボタンを長押しして強制終了させて、パソコンを再度起動させたところ何事も無かったようにモニター画面は表示されるようになりました。

パソコンを再度起動させたところ何事も無かったようにモニター画面は表示1
パソコンを再度起動させたところ何事も無かったようにモニター画面は表示2

パソコン本体はある意味もらい物で、トラブルがあった場合は自分で何とかしないといけなかったので、一度電源を切り数日間放置後、再度電源を入れてみたのですが、何回か再起動をさせていると、前回と同じWindowsのロゴが表示された後モニターの表示は暗いままの症状がでました。症状が出ている時に念のためモニターを交換してみたのですが症状は変わらなかったので、モニターが原因ではないことがわかりました。

パソコンメーカーはHPで、OSはWindows7です。

パソコンメーカーはHPで、OSはWindows7

イベントログから原因を探ってみる

症状が発生した時間のイベントログを見ると、警報が出ていました。

イベントログとは、PCの「コントロールパネル」の「システムとセキュリティ」の「管理ツール」を開いたイベントビューアーの「Windowsログ」の「Application」を選択すると表示されるログです。症状が発生した日時に警報が表示されていました。

この「System.NullReferenceException: Object reference not set to an instance of an object. at Oelco.Common.Utility.ThreadBase.EndJoin() in C:\svn\201210-A28165\trunk\共通\03_ソースコード\共通クラス\Common\Utility\ThreadBase.cs:line 186」は、PCを起動させるたびに発生しているわけではなさそうで、また、所有している他のパソコンでもこの警報は発生しているのですが、そのパソコンは普通に起動しています。

警報の細かい内容については、インターネット検索をしてみたのですが、確実な原因を突き止めることができませんでした。「System.NullReferenceException: Object reference not set to an instance of an object. 」はオブジェクトにアクセスできないという意味のようなのですが、幅広い意味で使用されているようです。

Windowsのロゴマークが出たあと表示されない事例を調べる

Windowsのロゴマークが出たあと固まってしまう事例はいくつかあるようで、たしかにロゴが出たあとにモニターは暗いままで何も表示されていないので、固まったと考えたとするとまずは以下の2つの可能性が高いようです。

ウイルスに感染している

システムファイルが故障している

パソコン本体は新古品なのでウイルス感染している可能性は考えにくいので、システムファイルが故障しているとすればシステムごと工場出荷状態に戻すのが手っ取り早いと思いました。ウイルス感染していたとしても写真や画像、ドキュメントファイルを含め何も保存していないのでまっさらにすることにしました。

「新古品なのにシステムファイルが破損してるって・・・だからもらえたのだろうか?」と考えながら、パソコンのリカバリ環境を使って、工場出荷状態に戻す作業をおこないました。

工場出荷状態に戻して、再度いろいろとソフトウェアをインストールしていると、また同じ症状がでてしまいました。

工場出荷状態に戻すということは、ファイル構成などの中身を新品と同じ状態にすると同じです。この状態でまたWindowsのロゴマークが出た後、パソコン本体が固まってしまう場合は、内蔵HDD/SSDが劣化・故障してシステムファイルが一部読み取れなくなっている可能性があり、そうなるとHDD/SSDを交換した上でOSをインストールし直す必要があるそうです。

いきなりの出費になってしまいましたが、HDDを購入し、丸ごとコピーできるツール、いわゆるクローンソフトを使って、元ハードディスクの中身を購入したハードディスクにコピーし、念のため再度リカバリ領域から工場出荷状態に戻しました。

これで直るはずだったのですが、またまたWindowsのロゴが表示された後モニターの表示は暗いままの症状が出てしまいました。試しに内蔵バッテリーを交換して再起動をためしてみたのですが、やはり症状が出てしまいました。とりあえず、他で忙しくなってきたこともあってパソコン本体をしばらく倉庫の奥に片づけて、現実逃避してしまっていました。

修理できるか向き合ってみた

かれこれ2年ぐらい過ぎて、最近ちょっと落ち着いてきたので、もう一度パソコン本体を取り出して電源を入れたところ、内臓バッテリーの容量が無くなってしまって、Battery Lowエラーが出てしまいました。もしかすると前に交換した内臓バッテリーの程度が悪かったのかもしれません。

内臓バッテリーの容量が無くなって

Battery Lowエラーが表示されても何度か再起動させているとWindowsのOSは起動します。OS起動後に『日付と時刻の調整』またはBIOSで時間設定をすれば、コンセントに挿している限りはBattery Lowエラーは出なくなるので、とりあえず今の状態でもまだ“Windowsのロゴが表示された後モニターの表示は暗いまま”症状が出るのか確認するため何回か再起動させていると、やっぱり同じ“Windowsのロゴが表示された後モニターの表示は暗いまま”症状が出ました。

【電源ユニット】か【マザーボード】が原因だと思う

前回ハードディスクを交換してリカバリ領域から工場出荷状態に戻しています。このパソコン本体を倉庫で眠らせている間にいろいろ調べて、【電源ユニット】か【マザーボード】がおかしくなっているんじゃないかと考えていました。

ただマザーボードの場合、手に入れることが難しいのですが、とりあえず電源ユニットは手に入れていたので、その電源ユニットを仮付けし、何回か再起動をさせていると、またWindowsのロゴが表示された後モニターの表示は暗いままの症状が出ました。

少しずつ切り分けをするために、とりあえず内蔵バッテリーを交換して、仮付け電源ユニットで何回か再起動させると症状がでませんでした。これまでは再起動の作業10回以内には症状が出ていたのですが、15回再起動させてもWindowsのロゴが表示された後はきちんとOSが起動しました。

そこで仮付けしている電源ユニットを外し、元々付いていた電源ユニットで何回か再起動作業をおこないました。20回再起動させても症状が出なかったのですが、念のため30回まで確認しようとしたら28回目で症状が出てしまいました。本当にがっかりです。

仮付けしている電源ユニット

ディスプレイにはパソコンから信号がきているのでディスプレイのLEDは青色に点灯しているのですが、画面は真っ暗な状態です。

モニターに映らないだけで動いているっぽい

試しにパソコン本体の電源スイッチを押してみたところ、パソコンのHDDランプが点滅してパソコン本体の電源が切れました。再度パソコン本体の電源を入れるとやっぱり画面は表示されたので、起動したままの状態でパソコン本体の電源スイッチを押したところ、パソコン本体は先ほどの画面が真っ暗な状態の時と同じ様な動作をし、電源が切れました。このことから画面が真っ暗な状態はWindows OSは起動しているのに、ただ表示だけがされていないことが推測できます。

パソコンのHDDランプが点滅

電源ユニットを交換してもCMOS内臓電池を交換しても、今回の“Windowsのロゴが表示された後モニターの表示は暗いままの症状”は直りませんでした。

CMOS内臓電池を交換

まとめ:たぶんマザーボード(グラフィック部分)が原因

おそらくは、マザーボードのオンボードグラフィック機能に不具合があるのだろうという結論になりました。ただ、マザーボードは手に入らないので、修理はあきらめようと思います。たまに電源は入っても画面が暗いままの時があると認識して個人的に使用をすれば問題はないので、とりあえずはこのまま使用していこうと考えていますが、もしかするといつか全く表示されなくなる日が近いのではないかと考えると、利用方法が思いつきません。