現在勤めている会社を辞めていく社員のうち、20代後半から30代前半の営業職が多い気がしています。
辞めた社員の中である程度気心しれる人から話を訊くと、仕事に対するやりがいを感じることができないことを主な理由に挙 げます。
自分の実力を発揮できる会社が他にもっとあるんじゃないかという漠然と した理由もありましたが、悪く言ってしまえば、このコロナ禍で多くの客先から「訪問を控えてくれ」と言われ、顧客のところに訪問することができないのでコミュニケーションをとることもできず、 自宅で黙々と資料を読んだりしている日々を過ごしているだけでは、仕事に閉塞感を感じて、 隣の会社の芝が青く見えているのかもしれません。
訊いた範囲では転職先は同業界でした。顧客の職種は同じなので隣の芝に行っても同じ事になるかも知れないのに ね。
自分自身の転職歴を振り返ってみて
さて、自分が転職した時の理由はどうなのかといえば、主な仕事内容は施設で使用している装置の修理業務が多く、
転職する社会人の多くはステップアップという理由で会社を辞める人
転職しても同じ職種を選んでいた理由に気が付いた
自分自身が続けている職種は、サービスエンジニアと呼ばれる顧客先に収められた装置の修理業務のため、機械が主な相手となりますが、業界としては家電や航空、 医療機器などになります。
じゃあ、職種を何でサービスエンジニアやフィールドエンジニアにし ていたんだろうと考えた時に、「機械を触るのが好き」というのが主な理由となり、「コレ」 といったものがあったわけではありませんでしたが、 先日とあるトーク番組を見ていた時に、 あるアーティストの方の発言で、 自分の中で腑に落ちるものができました。
その発言が以下です。
「自分が楽でやっているんだけど、 すごい返りが多いのが自分に向いている仕事(やり方) なじゃないかなって思う。」
修理の仕事って、最初はその機械の性能や動きを覚えて、過去に発生した故障を覚えて、その対策や修理方法を知るということがとても大変だと思っ ているんですが、 そういった経験を徐々に積んで身に付けていくと、 多くの修理が過去に経験したものになります。
当然ですよね。人に依るとは思いますが、 経験を重ねると初めて経験するトラブルや故障内容でも、 過去の経験からのひらめきのような解決策や対応策を思いついたり することもできるようになります。
「楽でやってる」を考えてみた
実は過去に経験したことのある修理で比較的簡単に治すことができ
これを続けることで、顧客に「
どんな仕事でも同じだと思いますが、