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地域医療支援病院の初診時特定療養費って知ってますか?お盆に風邪をひいた体験談

セルフメディケーション

今年のお盆は散々でした。11日の土曜日の朝に37.5度の熱を出してしまいました。数日前から会社に「体調悪い~」って言ってる人達がいたので、風邪の類がうつるんじゃないかと心配していたのですが、よりによってお盆の初日に発熱してしまいました。
「きっと風邪がうつったんだろう」と思って、総合感冒薬を飲んで一日寝ていたのですが、翌日になって38.5度まで熱が上がってしまいました。

こうなると焦ります。とはいっても、日曜日なので医者もやっておらず、風邪ごときで救急に掛かるかけにもいかなかったので、もう一度しっかりと総合感冒薬を飲み、軽く御粥を食べつつ栄養も取って寝ることにしました。幸いに?熱で体力が消耗していたのですんなりと眠ることはできました。

しかし、3日目も熱は下がることなく37度後半を示し、体はだるいわ、頭は痛いわ、喉が痛くなって咳も出てきてしまいました。医者に行きたくても、日頃お世話になっている近所の医院は、夏季休診で診察を受けることができない状態でした。

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開業医の夏季休診

自分の家の周りにそれなりに「かかりつけ医」といわれる医者はあります。しかし、このお盆の時期のこれら「かかりつけ医」は夏季休診を取って19日まで休診しているところばかりでした。
「19日って長くない?!」と思わずつっこみを入れたくなりましたが、ある程度自由に休みを取ることができるのが、雇われ医師とは違う開業医ならではなんですよね。(ちなみに、この「かかりつけ医」は、夏季休診の案内を5月下旬に発表していたので、親切な方だとは思います。)

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地域医療支援病院へは行きたくないけど・・

かかりつけ医と地域医療支援病院

まずは簡単に国の方針から説明しますと・・・日本は医療機関の役割分担を推し進めています。今までの「一つの医療機関が診る」体制から、日常の診察・治療は自宅の近所の診療所が担当し、より専門的な検査や手術を含めた治療はそれが可能である病院がそれぞれ担う体制にしていっています。自宅の近所の診療所を「かかりつけ医」と呼び、日頃の病気の診察や治療を行います。「かかりつけ医」ではできない診察や治療を地域医療支援病院がより詳しい検査や治療をおこないます。
原則として、地域医療支援病院で検査・治療を受ける場合には、「かかりつけ医」からの「紹介状(診療情報提供書)」を持参しなければいけません。
ちなみに「地域医療支援病院」というのは、ざっくり言うなら、「病床数が200床以上あって、救急医療を提供する能力のあるでっかい病院」ってところでしょうか。

もし紹介状を持参しなかったら・・

診療所と病院の機能分担の推進は国の方針です。
地域医療支援病院を受診する場合は、病状などが書かれた「かかりつけ医」等からの紹介状(診療情報提供書)を持参することが原則です。紹介状により医師は症状を把握し医療を行うことができます。万一、紹介状(診療情報提供書)を持参しない患者は、診療費の他に初診時特定療養費として 5,400 円(税込)を負担しなければいけません。

お盆休み中であっても・・

今年で考えると、11日・12日は土日の休みです。13日は地域医療支援病院にとっては平日です。たとえ自宅近所の「かかりつけ医」が夏季休診を理由にして地域医療支援病院に行ったとしても、紹介状を持参していないので、しっかりと初診時特定療養費( 5,400 円(税込))を負担しなければいけません。

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案の上、地域医療支援病院ってところは・・・。

5,400 円(税込)を支払わなければいけないのは不本意ではありましたが、体調の悪さと引き換えることはできなかったため、だるさを感じる体を何とか近所の地域医療支援病院へ持って行きました。
受付で「発熱してから3日間熱が下がらなくて、頭も痛くて、咳も出ます」と伝えたら、内科を案内されました。内科の前の待合席に座ると、診察室の扉に「内科」と書かれた紙が貼ってありました。一抹の不安を感じましたが、もう後には引き返せないので、そのまま診察を受けることにしました。

自分の番号を呼ばれて診察室の中に入ると、自分より少し若い医師が椅子に座っていました。その医師は、受付時に記載したメモを読むなり、「単なる風邪だと思いますよ。もう熱も下がり始めてますし大丈夫ですよ。」と、あらためて問診することもなく、聴診器を使ったり触診することもなく、判断しました。

「あ・・いや・・、3日間も熱が出てしるし、まだ頭も痛いし、喉も痛いし、咳も出ます」と伝えたのですが、「うーん。あなた過去に偏頭痛でうち(当院)に来てますよね。それじゃないんですか?ウイルスによっては3日間ぐらい熱が出るものもいますから。もう大丈夫なんじゃないですか?」と、なぜか【あなたは大丈夫】認定をしようとしてきました。

それでも食い下がっていたら、血液検査と何故かCT検査を受けることになり、「検査結果が出るのに2時間ぐらい待つことになりますよ。」と、あれは決してやさしい口調では無い感じで言われてしまいました。

2時間後の検査結果は、異常無しということで頭痛薬を処方されてさくっと帰ることになりました。

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自分で検査結果を見てみた

血液検査の結果を見てみると、確かに重篤な異常数値というわけではありませんでしたが、素人目には、CRPが0.8とちょっと高く、白血球が4500と低めの割に好中球が80.2と高くリンパ球が14.7と低いため、単に炎症による数値とは違うように感じて不安になってしまいましたが、家で休むことにしました。