マンションを売却するには、宅地建物取引業を持っていないといけません。個人で個人へ売却することはできません。違法です。宅地建物取引業を持っている仲介業者(会社)に依頼契約して、売却できた場合、仲介手数料を支払わなければいけません。法律上は、物件価格の3.15%+63,000円を上限とする額とだけ決まっていますので、これ以下の業者もあるとは思いますが、ほとんどはこの上限いっぱいの金額と考えて物事をすすめた方がいいです。
仲介業者を選ぶということは、その仲介業者によって物件が査定されて、売りに出すための目安となる価格を知ることができます。
<マンションを売却することを決めた時にすることの記事はこちら>
売却すると決めたら、まず何をしますか?
仲介業者によって、査定価格は全然違います
先に言っておきます。仲介業者によって査定価格は違います。
じゃぁ、相場にあった正しい価格は幾らなの?と疑問がわきますが、結論から言うと「そんなものはありません。」売れた価格が相場価格です。
自分の個人的な印象ですが、業者の査定方法をざっくり説明すると、
- 近隣の同じ様な仕様のマンションが幾らで販売されているか?
- 同じマンション内で過去に幾らで販売されたか?
です。使用状況の査定なんていうのは、壁に穴が空いているとかヒビが入っているとかマイナスになることは考慮されますが、プラスの査定になることはまずありません。
業者から提示された金額はあくまで参考価格であって、売り主(マンション所有者)が「この金額で売りたいんだ~!」と言えば、その価格で売りに出してくれます。(売れるかどうかは別です。)
自分が査定依頼した仲介業者は6社でした。選んだのは全国展開の大手2社、近隣では大手の2社、小さい不動産屋2社でした。全ての会社がそれぞれ査定してくれました。メールだけで査定してくれた会社と会わないと査定金額を教えてくれない会社があります。会わないと金額を知らせてくれない会社は、その場で契約まで持っていこうとしますので、断るまたは契約手続きを延期する理由を考えておいた方がいいでしょう。
また、会社によって査定金額にも差があり、最安から最高の差は約400万円ありました。
手間を惜しむと後で後悔することになるかも
時間に余裕があるのであれば、多くの仲介業者と話をした方が、勉強になりますし、あとあと「何かちょっと騙された感」が少なくなると思います。