花粉症を免疫療法(減感作療法)で治療した経験談。花粉による頭痛と咳に悩まされずに快適生活を過ごす

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もうすぐ花粉症の季節がやってきます。敏感な方はすでに花粉が舞っていることを感じているかもしれません。自分自身が子供の頃は「花粉症」なんて言葉はありませんでした。何て呼んでいたのかというと、「アレルギー性鼻炎」です。症状は花粉症と同じです。というか、花粉症はアレルギー性鼻炎の一つです。スギ花粉、ヒノキ花粉、ハウスダストを代表とした原因によって、水のような鼻みず、鼻づまり、くしゃみが出ます。目のかゆみ、充血をする方もいれば、顔の周りがヒリヒリする方もいるようです。

現在の自分自身に花粉症の症状はありません。日常生活であれば、花粉の時期になっても問題ありません。ただ、子供の頃は、ティッシュボックスを抱えて生活をするような状態でした。今でもマスクなどを付けずに埃が舞うような汚い部屋や場所を掃除すると鼻水が出ます。一度鼻水がでると3日ぐらい続きます。

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子供の頃のアレルギー性鼻炎の症状

小学校の高学年だったのを覚えています。一年中ではありませんでした。その時期になると教室の机の隣に専用のごみ箱を置いてもらい、ティッシュボックスを机に置いて授業を受けていました。頻繁に鼻水が出るので常に鼻をかんでいるいる状態です。
鼻は痛くて赤くなるし、当然授業に集中できるわけもなく、周りにも迷惑をかけていました。

当時の検査と治療の方法

ある日、母親に近所の耳鼻咽喉科に連れていかれました。いま思えばアレルギー性鼻炎の治療のために連れていかれたと思いますが、当時は何のために耳鼻咽喉科に連れてこられたのかなんて考えていませんでした。注射嫌いの自分の記憶に強烈に残っているのは、診察室とは別の部屋に連れていかれ、左の手首から肘までの前腕に注射を10本、右の手首から肘までの前腕に3本の注射を打たれました。何も説明を受けずに打たれていたので、半べそをかきながら「あと何本注射するんですか?」と訊いた覚えがあります。しばらく待ち合い室で待たされた後、もう一度その部屋に呼ばれ、前腕に注射した跡の膨らみを確認後、太い針の注射で血を抜かれ、今でも鮮明に記憶に残るトラウマになりました。

1週間後ぐらいに、血液検査の結果を訊きに行き、その後は週に1回程度、耳鼻咽喉科へ注射を打ちにいきました。半年ぐらいは通った気がします。

治療後の状態

治療を満了した記憶が無いので、もしかすると途中で行かなくなったのかもしれませんが、半年ぐらいは通ったと思うので、親の管理下で治療は進めていたと思います。

40代になりましたが、中学、高校、大学、社会人の記憶のたどっても「花粉症」で苦しんだ記憶がありません。花粉症の酷い方は、人相が変わってしまうぐらいの目の充血や鼻水で苦しんでいるようですが、まったくありません。

当時、いち早く医者に連れて行ってくれた親に心から感謝しないといけません。

簡単に踏み切れない免疫治療

時代という言葉で片付けてはいけないのかもしれませんが、安全性と費用対効果という面から二の足を踏んでしまうのかもしれませんね。

免疫療法(減感作療法)のリスク

  1. 治療の効果が現れるまで、かなりの時間がかかります。一定の周期で通院して注射を続けなければ、効果は十分ではないようです。そのため、ある程度時間を融通して続けることが重要になります。いま花粉症で悩んでいる方は、次のシーズン以後の症状を軽くするための治療と考えた方がいいですね。
  2. 効果のある人と、効果が少なかった人の程度に、かなりの差があります。残念なことに、実際に治療を開始してみないと、効果の判定ができないのが現状のようです。
  3. 減感作療法は、体内に少量とはいえ抗原を注射するので、場合によって、アレルギー反応をおこすこともあります。あと、ごく稀ですが、高度全身反応(アナフィラキシーショック)が起きることもあります。

そもそも免疫療法(減感作療法)って何?

花粉症(アレルギー性鼻炎)の発症のしくみ

アレルギー性鼻炎は、体内に入ってきた抗原(ハウスダスト、花粉)に対する抗体が免疫細胞によって作られます。こうしてできた抗体を特異的IgE抗体といいます。
特異的とは「反応する相手が決まっている」抗体という意味で、ハウスダストならハウスダストとだけ、スギ花粉ならスギ花粉とだけしか反応しません。

体内に入ってきた抗原がこの特異的IgE抗体にくっつくことにより、アレルギー反応が始まるのです。これを抗原抗体反応といいます。特異的IgE抗体は、マスト細胞という細胞の上に乗っています。抗原が特異的IgE抗体と反応すると、マスト細胞に異物が入ってきた伝達されます。するとマスト細胞は破裂して、有害な化学伝達物質(ロイコトリエン、ヒスタミンなど)を大量に放出します。この化学伝達物質が、鼻粘膜を刺激することによって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のようなアレルギー性鼻炎の症状が現れます。

他の治療方法

実際に経験したわけではありませんので、興味を持った方は耳鼻咽喉科に相談してください。

鼻粘膜焼灼(しょうしゃく)術

麻酔時間も合わせて30分程度で終わるそうです。外来でできるところが多いです。治療方法は、高周波ラジオ波メスを用いて鼻の粘膜を焼き固めます。効果は半年~2年続き、反復して行うことも可能だそうです。

薬物治療

最初に選択されることが多い治療方法です。それぞれに特徴があり、使いわけと組み合わせで治療するので耳鼻咽喉科に相談してください。

抗ヒスタミン薬・・・アレルギー性鼻炎の標準的治療薬で即効性あり。眠気が最大の副作用です。
抗ロイコトリエン薬・・・効果が出るのに数日から1ケ月ぐらい。鼻づまりに効果が高く、眠気はありません。
ステロイド点鼻薬・・・くしゃみ、鼻みず、鼻づまりに効果あり。
ステロイド内服薬・・・効果は劇的ですが全身の合併症の恐れあり。最少使用にとどめる。
点鼻用血管収縮薬・・・鼻づまりによく効く。長期間使用すると逆に鼻づまりが悪化するので、最少使用にとどめる。
漢方薬・・・効果はおだやかで、効果が現れるのに数日を要す。

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